トラブルシューティング

アラート表示に関するトラブルシューティングです。
作成日:2017/12/22
エラーメッセージ表示後、麻酔器の調整を行いましたら「Start/Stop」ボタンを押してください。
正常になりましたら警告音と警告表示は消えます。
※下記の警告表示後、改善されない場合や対処法が当てはまらない場合は速やかにお問い合わせください。
 
1.Air Low :エアーが50 ml / min 以下になりました。
→エアーニードルを開いてください。エアーサプライのチューブが折れ曲がっていないか確認してください。

 

2.Air 0 :エアーが供給されていません。
→エアーを供給してください。エアーサプライのチューブが抜けていないか確認してください。

 

3.Air High :エアーが999ml / min を超えています。
→エアーニードルを絞り999以下になるようにしてください。

 

4.Out of Range :エアーの量に対し麻酔薬の送り出し量が制限を超えています。
シリンジ速度(濃度設定)が0.4mL / h以下、または 10.0mL / h 以上を要求します。
→濃度設定が低い場合はエアーニードルを開くてください。濃度設定が高い場合(ただし5%以下であること)エアーニードルを絞ってください。

 

5.Max Mixture :エアー量に対し濃度が5.0%を超えてしまいます。
→シリンジ速度(濃度設定)を下げてください。または エアーニードルを開きエアーの供給量をあげてください。
<!>エアーポンプの一時停止など、一時的にエアー量が低下しても表示されます。

 

6.Slip Error :シリンジの押し出しに過負荷がかかっています。(固着、ラインのツマリ等)
→シリンジのルアーチューブに折れ曲がりがないか確認してください。
※上記方法でSlip Errorが改善されない場合はお問い合わせください。気化器のメッシュが錆び、ゴミなどで詰まっている可能性があります。(シリンジを軽く引きエアーがシリンジに軽く入ってくればOKです。)

 

7.その他 :動作中エアーラインに異常が発生し一時的にエアーが低下し再度復帰してもアラート音が鳴ります。
→動作中に異常があったことを知らせる為のアラートです。ディスプレイにはMaxMixtureが表示されます