PowerLabのメーカであるADInstrumentsの本社の所在地は下記のようになっております。
ADInstruments NZ Ltd,
77 Vogel Street, PO Box 587, Dunedin 9016,
NEW ZEALAND
ですから、一例としましては、
Data acquisition system (PowerLab O/OO, ADInstruments, NEW ZEALAND)
となります。
お客様が購入したLabChartライセンスコード1つ(PowerLab1台)につき、3台までのコンピュータにインストールし、使用することができます。
一度インストールされても、アンインストールしていただきましたら、上記の3台には含まれません。
また、「追加シート」をご購入いただくことで、同一ラインセンスコードで、さらに1台のコンピュータにインストール、使用することができます。「追加シート」の価格やお見積りは、問い合わせフォームをご利用下さい。
LabChartソフトウェアのバージョン、PowerLabのモデル、コンピュータのOSへの対応に関しましては、「推奨システム環境」のページをご参照ください。
PowerLabは、電源を入れる度に、セルフテストを実行します。電源スイッチを入れた始動時のフロントパネルのPowerランプとStatusランプの状態は以下のようになります。
・Powerランプが青色に点灯する。
・Statusランプが黄色の点滅後に、緑色に点灯する。
・Triggerランプが黄色の点滅後に、消える。
Statusランプが緑色であるなら、内部の自己診断チェックは正常であることを示しています。
*電源を入れてもPowerランプが青色にならない場合
電源部かPowerLab自体に問題がある可能性があります。コネクター部やケーブルを確認してください。
*Statusランプが赤色に点滅した場合
自己診断中に異常を検出したことになります。一度電源を切り、数秒待ってから電源を入れ直してみてください。
一時的な現象である場合は、直ります。
*Statusランプの赤色の点滅が続く、電源を入れてもPowerランプが点かない、電源が入らない場合
お手数おかけいたしますが、PowerLabサポートセンター、もしくは、販売代理店までご連絡下さい。
【Statusランプの意味】
・オフ ‐ 待機状態でソフトウェアで未だ初期化されていない。
・緑色の点灯 ‐ 初期化され、コンピュータからのコマンド待ちの状態
・黄色の点灯 ‐ サンプリング中かコンピュータと交信中
・4回赤色点滅後、1回黄色点灯 ‐ PowerLabが一時的な障害を確認。電源を切り、数秒後に再度試して下さい。
・赤色の点灯 ‐ PowerLabが内部エラーを検出。電源を切るまでこの状態が続きます。
1.まず、下記の項目を確認してください。
・PowerLabの電源が入っているか?
・PowerLabとコンピュータがUSBケーブルで接続されているか?
・コンピュータの「デバイスマネージャ」でPowerLabが表示されているか?
(ADInstrumentsやPowerLabの表示があるか?)
2.コンピュータの「デバイスマネージャ」にPowerLabが表示されていない場合
下記の項目をお試しください。
・他のUSBポートをお試しください。
・他のUSBケーブルをお試しください。
・可能であれば、他のPCでお試しいただき、PowerLabやケーブルに問題がないかを確認下さい。
3.コンピュータの「デバイスマネージャ」にPowerLabが表示されている場合
デバイスマネージャ内のADInstruments PowerLab上で右クリックし、プロパティを表示させてください。
ドライバタブをクリックし、「ドライバの更新」を選択します。
「コンピュータを参照してドライバーソフトウェアを検索します」を選択してください。
→通常、Cドライブ>Program file >common file>ADInstruments>plusb…>…の位置に、
plusb.sys というような名前のファイルがいくつかございますので、それらを選択してください。
4.上記で解決しない場合
・同モデルのPowerLabをお持ちの場合、もう一つのPowerLabで確認後、再度、当初のPowerLabでお試し下さい。
・使用しているLabChart、Chartが、そのバージョンの最終版であるかをご確認下さい。
・Windowsをご使用の場合、Windows Updateを更新後、再度、お試し下さい。
・お手数おかけいたしますが、PowerLabサポートセンター、もしくは、販売代理店までお問い合わせ下さい。
LabChart v7・v8には、記録の長さ・ファイルのサイズには制限がありません。
下記の点にご注意下さい。
- 1つのデータブロック(スタートボタンを押してからストップボタンを押すまでの太い黒縦線で囲われた部分)内のサンプルポイント数には、制限があります。記録している全てのチャンネルを合わせた最大サンプルポイント数は、20億サンプルポイントとなります。(この制限内のブロックであれば、1つのデータファイル内で複数のブロックを記録することができます。)
- ファイルのサイズは、ご利用のコンピュータの性能・状態により制限を受けることがあります。
- 記録しようとするファイルサイズの少なくとも2倍の空き容量が必要です。
- 各サンプルポイントごとに最大2バイトまでのストレージを用います。
LabChartのバージョンアップには、「アップデート」と「アップグレード」の2種類がございます。
・「アップデート」(マイナーバージョンアップ)【無償】
お持ちのLabChart、Chartのバージョンの2桁目以降(例:v7.1.2→v7.3.8)は、無償でアップデートできます。ソフトウェアインストーラのページからお持ちのバージョン(1桁目- 例:v7)の最終版をダウンロードし、アップデートできます。
・「アップグレード」(メジャーバージョンアップ)【有償】
一桁目(v5、v6、v7)のバージョンをアップグレードする場合(例:v7→v8)は、有償となります。価格は、お問い合わせフォームをご利用して問い合わせください。
Chart Pro、LabChart Proをお持ちの場合は、下記のバージョンまでは無償でご利用いただけます。
ソフトウェアインストーラのページからご希望のバージョンのインストーラをダウンロードいただき、お持ちのLabChartの物とLabChart Proの2つのライセンスコードを入力してください。
- Chart v5 Proの場合 ‐ LabChart v7までお使いいただけます。
- LabChart v6 Pro、LabChart v7 Pro の場合 ‐ LabChart v8までお使いいただけます。
PowerLabに入力した信号をアナログ信号として出力することはできません。PowerLabのフロントパネルにあるOutput端子は、スティムレータで設定された刺激波形や外部機器との連動のためのトリガーの出力用となります。
LabChartのライセンスは、データ収録装置1つにつき、シングルユーザライセンス1つが必要となります。ですから、PowerLabに付属しているLabChartを使うことはできず、PhysioTel CONNECTの記録用として、LabChartを新たに購入していただく必要がございます。
*PhysioTel CONNECTに限らず、TrignoワイヤレスEMGシステム、equivitalワイヤレスライフモニターシステム、ヒト用NIBPシステムも同様です。
Mac版LabChart 8で記録されたデータはWindows互換になっておりますので、そのままWindows版LabChartで開くことができます。
Mac版LabChart 8以前のバージョンで記録したファイルは、Windows版LabChartで開くことができませんので、以下の手順で、Windowsフォーマットに変換が必要です。
1.Mac版LabChartで、メニューの「File」→「Save as…」を選択
2.Save as 設定ウインドウが開く
3.Formatメニューで「LabChart for Windows Data」を選択し、Save ボタンをクリック
4.Mac版LabChartで、独自のチャンネル演算をしている場合、Translation Optionウインドウが開く
5.Translation Optionウインドウで、すべての演算を無視し生データだけを保存するのか、裏で記録していたデータ波形を出すのか選択し、OKボタンをクリック
6.Windows版LabChartで開くことができるファイルが、指定の場所に保存される