任意範囲の波形の平均値を求める(v8)

カーソルリージョン機能を使用して2つのカーソル間の平均値を求める方法
作成日:2015/04/16

カーソルリージョン機能を使用して2つのカーソル間の平均値を求めます。

(1) カーソルリージョンのウインドウを表示させます。

Cursor - Cursor Regions

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                  ↓

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(2) 求める値を平均値(Mean)に指定します。

カーソルリージョンウインドウ左下のドロップダウンセレクタから「Mean」を選択します。

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(3) カーソルリージョンで範囲指定するために、1つめのカーソルを画面上に表示させます。

Cursor - Fetch - Cursor 0

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                                    ↓

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Cursor 0 が表示されます。


(4) 同様に2つめのカーソルを追加します。

Cursor - New Cursor

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Cursor 1 が追加され、Cursor Region ウインドウに平均値 (1.3983154) が表示されています。


必要な場合はベースラインが0(ゼロ)になるように補正します。

(1) チャンネルプロセスの画面を表示します。

Analysis - Channel process...

data105.png


(2) DC成分を除去するプロセスを追加します。

「DC remove」を選択して[Add]ボタンを押します。

data116.png

                     ↓

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ベースラインが0(ゼロ)に補正されました。


波形にマイナス成分が含まれているので除去したい場合は整流化を行います。

(3) チャンネルプロセスの画面で、整流プロセスを追加します。

「Rectify」を選択して[Add]ボタンを押します。

data109.png

                     ↓

data114.png

Cursor Region ウインドウに、ベースライン補正(DC Remove)した後に、整流化(Rectify)した振幅の平均値(0.41339834)が表示されます。