CED社のWebサイト(Spike2 スクリプトのダウンロードページ)からスクリプト「高度化されたバースト分析」をダウンロードします。
ダウンロードした「bursts.zip」を解凍すると、スクリプトファイル「bursts.s2s」と英文マニュアル「Bursts6.PDF」があります。
バースト解析にはイベントチャンネルが必要となります。イベントチャンネルが無いデータでバースト解析を行いたい場合は、波形からイベントを抽出する(v8) を参照して事前にイベントチャンネルを作成してください。
(1) バースト解析スクリプト「burst.s2s」を読み込みます。
Script - Run Script - Load and run
ファイル選択ウインドウが開きますので「bursts.s2s」を開きます。
(2) スクリプトが読み込まれて実行されます。
画面右上のツールバーにスクリプトのボタンがいくつか追加されていますので、[Mark Bursts]ボタンを押してバースト検出の設定を開始します。
(3) 'Event' channel to analyse でバースト解析を行いたいイベントチャンネルを選択して[OK]を押します。
(3) 初期値で解析が実行されます。
メモリーチャンネルm3が作られ、バーストのスタート点から終了点までの範囲にゲートが掛けられます。下画面ではインタースパイクインターバルヒストグラムが描画され、onとoffのカーソルが表示されます。
(4) バースト検出の条件を設定します。(バーストの開始・バーストの終了)
ヒストグラム画面の時間軸を拡大して、onとoffのカーソルをマウスでドラッグして移動させ、バースト判定の閾値を設定します。カーソルを移動して [Update] ボタン押すと指定した閾値でバーストを再検出します。
on - バースト開始:指定した数値以下で次のイベントが見つかってもバーストとして認識させない。
off - バースト終了:指定した数値以上で次のイベントが見つからなければ連続していないと判断してバーストを終了する。
希望のバースト検出が行われたら [Accept] ボタンで確定します。
(5) 次に、バーストに含まれるイベントの数が一定に満たないバーストを除外します。
ヒストグラム画面のMinカーソルをマウスでドラッグして移動して [Update] ボタンを押すと指定した閾値以下のイベント数しかないバーストが除外されます。
希望のバースト検出が行われたら [Accept] ボタンで確定します。
(6) バーストの絞込みを行います。
左下のヒストグラムで、バースト持続時間の閾値を設定し、設定値以下のバーストを除去します。
右下のヒストグラムで、バーストとバーストの間隔の閾値を設定し、閾値以下の場合はバーストを結合します。
[OK] ボタンでバーストの再検出が行われます。
[Undo] ボタンで閾値設定のやり直しが行えます。閾値が確定したら[Accept]ボタンを押します。
(7) バースト検出の情報を保存します。
[Save Bursts]ボタンを押します。
(8) [Quit] ボタンを押して、バースト解析を完了してスクリプトを終了します。